フランス史上に名高い聖女ジャンヌ・ダルクの生涯を描いた歴史ドラマ。監督はリュック・ベッソンで、ヒロインには同作のミラ・ジョヴォヴィッチを起用。脚本はベッソンとアンドリュー・バーキン。撮影のティエリー・アルボガスト、音楽のエリック・セラはベッソンの常連。
監督:リュック・ベッソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ダスティン・ホフマン、ジョン・マルコヴィッチ、フェイ・ダナウェイ、ヴァンサン・カッセルチェッキー・カリョ、パスカル・グレゴリー、リチャード・リディングス、デズモンド・ハリントンほか
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ジャンヌ・ダルク (1999)のストーリー
15世紀、英仏百年戦争下のフランス。小さな農村に生まれた信仰深い少女ジャンヌ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は17歳を迎えて神の声を聞き、シノンの城で王太子シャルル(ジョン・マルコヴィッチ)に謁見。自分は神の使者だと語るジャンヌに国母ヨランド・ダラゴン(フェイ・ダナウェイ)と重臣らは不安を抱きつつも、彼女に軍を率いることを許す。白い甲冑に身を固めたジャンヌはデュノア伯ジャン(チェッキー・カリョ)らが待つ前線に向かい兵士を鼓舞、みごとに勝利した。英国軍との激戦のさなか、ジャンヌは矢に胸を貫かれながらも命をとりとめ、英国軍を退却させた。この勝利で王太子はシャルル7世として即位。その間もジャンヌは進撃を続けたが、ヨランドらはジャンヌの人気を危惧し、彼女を裏切って敵に売ろうとしていたため、軍は疲弊。気づくと、ジャンヌは国内の敵たるブルゴ-ニュ派手中に落ちて、囚われの身となっていた。そこに何度となく黒頭巾の謎の男(ダスティン・ホフマン)があらわれ、彼女の行動は自分のためだったのか、神の意思のままだったのかと彼女を問い正すのだった。異端審問にかけられ、一度は改悛の宣誓書を書かされたジャンヌだが、やがて良心が打ち勝ち、彼女は宣誓を拒否。かくして1431年ルーアンでジャンヌは火刑台に上り、19歳の生涯を閉じるのだった。